令和7年4月(検針)分より水道料金を平均18.4%引き上げさせていただきます。
今後も安全・安心な水を安定して供給するためご理解とご協力をお願いいたします。
●料金改定の背景
本市の水道事業は、市民の皆さまが快適な生活を営む上で欠かすことのできない安全・安心な水を安定して供給できるよう事務事業の改善や合理化など健全経営に努め、平成17年度の料金改定以降、約20年間にわたり現行料金を維持してきました。
水道事業は『事業の運営に必要な費用』を『水道料金などの経営による収入』で賄う独立採算制を原則としています。しかし、人口の減少等により料金収入が減少する一方、電気料金をはじめとする物価の高騰により運営費用が増加したことで収支不足が発生しており、令和7年度には内部留保資金が枯渇し、健全な経営を維持することができない見通しとなりました。
さらに、今後必要な芦別浄水場の建替更新事業や老朽管の更新・耐震化事業なども含め、水道事業の持続可能な経営を行うため、水道料金の改定が必要となったところです。
写真(現在の芦別浄水場) 写真(調査により発見された漏水)
●料金の改定率
芦別浄水場の建替更新事業や老朽管の更新・耐震化事業など、今後の建設投資とその起債償還額などの将来的な負担も含め、中長期的に水道事業の収入と支出の均衡を図り、経営に必要な収入を確保するための財政シミュレーションを行った結果、必要となる収入を確保できる料金改定率は80%となりました。しかし、料金の大幅な引き上げは市民生活に多大な影響を及ぼすことから、令和7年度から令和11年度までについては、改定率を『平均18.4%』に抑制し、不足する金額については一般会計から経営支援を受けることとしています。
●改定の内容
『令和7年4月(検針)分』から家事用、業務用(1種・2種・3種)、浴場用、臨時用に係る基本料金及び超過料金を平均18.4%引き上げさせていただきます。
※下水道使用料については現行料金のまま変更はありません。
●新料金の適用開始時期
令和7年4月(検針)分から新料金となります。令和7年3月(検針)分【地区によって異なりますが20日から26日までの期間に検針された水量により計算された料金】までは現行料金が適用され、3月検針日以降に使用された4月(検針)分から新料金が適用されます。
●料金改定に係る説明経過について
・令和5年 7月 水道料金改定を含めた財政推計の策定
・令和5年11月 水道料金改定の必要性について、市議会社会産業常任委員会に説明
・令和6年 1月 市総合庁舎建設及び芦別浄水場建設に係る市民説明会において説明
・令和6年 3月 水道料金の改定(案)について、市議会社会産業常任委員会に説明
・令和6年 5月~6月 水道料金の改定(案)について、町内会長会議及びまちづくり懇談会において説明
・令和6年 9月 市議会(定例会)に料金改定に係る議案を提案し、9月19日に議決されました。
●水道料金と下水道使用料の料金早見表