「行財政運営と改革の基本方針(改訂版)」(平成30年度~令和6年度)及び「行財政改革推進プラン」(令和4年度~令和6年度)を策定いたしました。
令和4年7月から基本方針等の見直しを図り、新たな基本目標として「市民の利便性が高い安全で暮らしやすい環境の構築」を加え、総合庁舎の建替えに備えた対応、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進など未来への投資を含めた対応を図るため、令和6年度まで基本方針等を延長し、「縮充と連携」の視点を持ち合わせながら、さらなる行財政改革の取組を推進いたします。
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行財政運営と改革の基本方針(資料編) (PDF 770KB)
芦別市の行財政改革の取り組み
今後さらに進むと予測される人口減少に対応し、簡素で効率的な組織体制と時代の流れに迅速に対応できる機能性を有した市役所の構築を念頭に、市民サービスの低下を招くことがないよう組織のスリム化を進め、また、行財政改革の推進に向けて、何を必要として、何を我慢して、また何を取りやめるのか、といった視点をもって、官民が一体となり、協働・連携しながら取り進めることとし、本市にある様々な資源の効果的な活用や育成などを図りながら、まちの将来を担う世代に過大な負担を残すことなく、かつ誰もが住み続けたい、住んで良かったと思える魅力あるまちとして、第6次芦別市総合計画及び第2期芦別市まち・ひと・しごと創生総合戦略の推進を図っていくためにも、さらなる行財政改革に取り組みます。
基本方針について
本市を取り巻く社会経済情勢や財政状況が厳しさを増す中、市民の福祉増進や市民生活の安全・安心を確保するための施策と、健全財政の堅持に向けた取り組みとのバランスを図りながら、事務事業の見直し、スクラップ・アンド・ビルドの徹底、公共施設のあり方の検討等選択と集中による施策展開への取り組みとともに、市立芦別病院の「経営健全化計画」と一体的に取り進めることとあわせて、新たなデジタル化社会への対応や庁舎建替の財源確保等も図りながら、基本目標の達成を目指します。
平成30年度から令和6年度までの効果額と目標額
平成30年度から令和6年度までの行財政改革の累計目標額は8億8千万円以上と見込んでおり、「収支均衡型の財政構造の確立」「標準財政規模の10%以上の留保資金の確保」「市民の利便性が高い安全で暮らしやすい環境の構築」の3つの基本目標達成に向けた行財政改革を推進していきます。
行財政改革の効果額は平成30年度から令和3年度までの累計見込で4億5千万円以上の効果実績を生み、令和4年度から令和6年度までは4億円以上の効果額を見込み、また留保資金残高は、令和3年度末で約17億円を確保できる見込みとなっています。
◎行財政改革の取組実績(平成30年度~令和3年度) 効果累計見込額 45,638万円
【 主な取り組み内容(効果累計見込額) 】
⑴ 公共施設等の統廃合や復合化の推進 効果額 5,885万円
⑵ 職員の人件費の抑制 効果額 25,629万円
⑶ 遊休施設等の売却 効果額 2,562万円
⑷ 公共施設の維持管理費等の見直し 効果額 1,032万円
⑸ 単独事業の見直し 効果額 817万円
⑹ 時間外勤務の削減 効果額 985万円
⑺ 施策推進に係る補助金等の見直し 効果額 8,728万円
◎行財政改革の目標額(令和4年度~令和6年度)
財政収支見通しに基づき、令和4年度から令和6年度の間で約1.2億円の収支不足が見込まれることとあわせて、将来への投資として、DX等の推進に必要と想定される1億円や総合庁舎建替に伴う一般財源の確保として1億円程度の縮減を図るため、概ね4億円を目標額として引き続き、限られた経営資源の中で効果的かつ効率的な行財政改革に取り組みます。
▼ 平成30年度以降に策定した基本方針等
『行財政運営と改革の基本方針』及び『財政基盤強化集中改革プラン』を策定いたしました