水痘の流行について
滝川保健所管内において、水痘のまん延を防止するため注意報が発令されました。
今後、滝川保健所管内において流行がさらに拡大する可能性がありますので、感染予防に努めてください。
【水痘とは】
水痘は、水痘ー帯状疱疹ウイルスの初回感染によって引き起こされる疾患で、感染成立後2週間程度での潜伏期間を経たのちに発疹・発熱などの症状が出現します。多くは発疹がかさぶたになって(痂皮化)治癒しますが、一部は脳炎・肺炎・肝炎などを合併し、重症化することもあります。治癒した後もウイルスは神経節に潜み、のちに帯状疱疹を引き起こす原因となります。
特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、薬剤などの影響で免疫力が低下している人が感染した場合、重症化しやすいので、注意が必要です。
【水痘の予防】
水痘の原因病原体である水痘ー帯状疱疹ウイルスは飛沫核感染(空気感染)するため、患者との接触を避ける以外に有効な予防法はありません。平成26年10月より水痘ワクチンが定期接種となっており、1回の接種により重症化を、2回の接種により発症を防げると考えられています。
学校保健安全法施行規則により、全ての発疹がかさぶたになる(痂皮化)まで出席停止と定められています。